レリーフテクスチャマッピングは,イメージベースレンダリング手法の一つである IBRW (ワーピングによるイメージベースレンダリング)を,プリワーピングとテクスチャマッピングの2処理に分解し,高速化する手法である.本研究では,グラフィックスハードウェアに装備されているパーピクセルシェーディング機能をレリーフテクスチャマッピングに適用することにより,反射マッピングなどの高品質なシェーディング効果を実現する方法を提案した.ここでは,視点の設定,オフセットマップの生成,法線マップの利用,反射マッピングについて検討した.レンダリング性能の評価を行い,提案手法の有効性を示した.
論文
- Masahiro Fujita, Takashi Kanai: “Hardware-Assisted Relief Texture Mapping”, Eurographics 2002 short paper presentation (Saarbrucken, Germany, 2-6 September 2002), pp.257-262, Eurographics Association, Aire-la-Ville, Switzerland, 2002. [Adobe PDF (209KB)]
- 藤田 将洋,金井 崇: “レリーフテクスチャマッピングへのパーピクセルシェーダの応用”, 情報処理学会 第 109 回 グラフィックスと CAD 研究会 (情報処理学会研究報告 Vol. 2002, No.109, 2002-CG-109, pp.35-40), 2002.